■南アジア編04:ブータン王国・パロ(10カ国目)
■機種:N172SP
■日時:2022.05.14
■概要:バングラデシュ・ボグラ国際空港から再びインドを通過して、ブータン・パロ国際空港へ(約270km)
■ブリーフィング
ボグラ国際空港から再びインドに入り、コーチ・ビハール空港、ハシマーラ空港を経由し、ブータン国境を超えヒマラヤに入りパロ国際空港に着陸。
ブータン王国は立憲君主制国家で、正式名称は「ドゥック・ユル(龍の国)」。国旗にも龍の意匠が入っている。首都はティンプー。 公用語はゾンカ語で、主な宗教はチベット仏教。長く鎖国政策をとってきたが、1971年に国際連合加盟。現在でも伝統文化が色濃く残り、信仰深く殺生を嫌う。
インド・アッサム独立派ゲリラとの開戦時に、国王が高僧を呼び、出撃する兵士に「仏教徒としては、殺生が許されると思ってはならない」と訓戒をさせている。ゲリラ部隊は二日間で一掃され、ブータンの電撃的勝利に終わった。
1964年から92年に没するまでブータンで農業の改善に尽力した西岡京治は、外国人としては初の国葬で葬られ、現在も「ブータン農業の父」と呼ばれる。
ボグラから北へ20kmほどにあるゴビンドゴンジという町を通過。
テエスタ川が見えてくる。この川はジャムナ川に流れ込んでいる。
2つめのシンギマリ川。この川のあたりが国境。再びインド入り。
3つめの川を越える。トルシャ川とコーチ・ビハールの街。遠くにヒマラヤも見えてきた。
ハシマーラ空港上空。あの山から向こうがブータン。高度を12500ftまで上げていく。
いよいよブータン。麓の町はブータンのプンツォリング。インド領のジャイガオンの町と隣接してる。国境貿易によって繁栄とのこと。へえ。
急に視界が開ける。パロ谷。狭い。しかも滑走路が坂。降りられんのか。
なんとか日没前にパロ国際空港に着陸。前回のボグラ空港も大変だったけど、ここの比じゃない。標高は7363ft(約2,300m)。空気、薄っ。
■フライト・データ
・国名:バングラデシュ人民共和国(9カ国目)
・出発空港:ボグラ国際空港 VGBG
・滑走路:12
・標高:59ft
・出発時刻:15:56
・国名:ブータン王国(10カ国目)
・到着空港:パロ国際空港 VQPR
・滑走路:15
・標高:7363ft
・到着時刻:17:27
・飛行時間:1時間31分(計35時間36分)