■東アジア編04:中国浙江省寧波市(3カ国目)
■機種:N172SP
■日付:2022.01.15
■概要:江蘇省上海市から江省寧波市
■ブリーフィング
浙江省寧波は上海の南にあるが、まずは南西に向かい杭州を目指す。浙江省は春秋時代の越国、戦国では楚に属した。古来より交易で栄える。7000年前の河姆渡遺跡には水田跡があり、日本の稲作伝来ルーツ地とみなされる。杭州からは東南東に向かい、紹興酒の産地、紹興を通過し寧波へ。約150km。
杭州は中国八大古都のひとつ。新石器時代末期の良渚文化の遺跡がある。南北朝時代に江南の開発が進み、この地はその中心。隋代以降、江南運河の終着点として交通・商品流通の拠点となる。日本からの遣隋使・遣唐使の到着地点でもあった。南宋の都(臨安)。元代にはマルコ・ポーロも訪れ『東方見聞録』でその繁栄ぶりを記している。
西湖は、杭州市の西側にあり、南・西・北の三方を山に囲まれた風光明媚な景勝地。世界遺産に登録されている。
紹興市を通過。紹興酒の産地。このあたりのどこかに魯迅の生家がある。はず。
四明湖。紹興と寧波の中間あたりにあるダム湖。観光スポットとして人気。
寧波に到着。寧波は、港湾都市として商工業が発達している。年間貨物取扱量が世界一の港を有す。河姆渡遺跡があり、春秋時代には越。戦国中期には楚に併合される。唐代から日本、新羅、東南アジアの船が往来する。元軍の2回目の日本遠征(弘安の役)の出港地。宋〜明では市舶司が設置され貿易都市として栄えた。日本からの勘合貿易船も寄港。明代以降に寧波と称され、それ以前は明州という。1842年に南京条約で開港。
■フライト・データ
・国名:中華人民共和国(3カ国目)
・出発空港:上海浦東(プードン)国際空港 ZSPD(江蘇省上海市)
・滑走路:16R
・標高:13ft
・出発時刻:12:33
・国名:中華人民共和国
・到着空港:寧波櫟社(ニンポーレキシャ)国際空港 ZSNB(浙江省寧波市)
・滑走路:31
・標高:13ft
・到着時刻:14:10
・飛行内容:南京空港から太湖上空を通過し、上海空港へ
・飛行時間:1時間37分(計11時間33分)