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■中央アジア編01:タジキスタン共和国・ドゥシャンベ(14カ国目)

機種:N172SP
日時:2022.07.05
概要:カーブルからクンドゥーズ、クルガン=チュベを経由してタジキスタン共和国ドゥシャンベ国際空港へ(約450km)

ブリーフィング
タジキスタン共和国はトルキスタンの一部とされるが、他のトルキスタン諸国と異なり、タジク人はトルコ系ではなく、イラン系の民族。言語もペルシア語系(タジク語)。
首都はドゥシャンベ。宗教はイスラーム教スンナ派。「眉毛がつながっている女性」が美人の条件とされている。

ウズベク人の3ハン国時代には、北半分はコーカンド・ハン国、南半分はブハラ・ハン国に支配されていたため、「東ブハラ」とも言われることがある。
18世紀後半、ブハラ・ハン国の王朝制度を廃止し、国名をブハラ首長国にあらためた。
19世紀後半、ブハラ首長国はロシアの支配に屈し属国になったが、一部の領土は何とか死守。
1920年10月6日、ブハラ首長国が正式に廃止され、ソビエト政府は「ブハラ人民ソビエト共和国」の誕生を宣言。
1991年、ソ連解体にともなって独立。

フライト・ログ

16:03、カブール国際空港を出発。


北に20kmほど飛ぶと、右手にバグラム空軍基地。


ヒンドゥークシュ山脈に臨む。


ヒンドゥークシュはペルシャ語で「インド人殺し」を意味する。山脈の厳しい気候と地形から、多くの人間が遭難死してきたため。


ヒンドゥークシュ山脈越え。高度13,000ft。


ヒンドゥークシュを越えると、平原が広がる。クンドゥーズ川が見える。


クンドゥーズ上空を行く。


クンドゥーズの少し先にあるアム=ダリヤ川。川がアフガニスタンとタジキスタンの国境となっている。


国境を越える。


クルガン=チュベ上空。川は、バフシ川。アム=ダリヤ川の支流。


もうすぐ陽が沈む。


オレンジ色に染まる世界。


カフィルニガン川が見えてきた。この川もアム=ダリヤの支流。川の向こうが首都ドゥシャンベ。


ドゥシャンベ国際空港が見えてきた。そろそろ陽が落ちる。


ダウンウインド・レグからトラフィック・パターンに合流。


17:19、ドゥシャンベ国際空港に到着。星が出ている。

フライト・データ
・国名:アフガニスタン・イスラム共和国
・出発空港:カブール国際空港 OAKB
・滑走路:29
・標高:5876f
・出発時刻:16:03

・国名:タジキスタン共和国
・到着空港:ドゥシャンベ国際空港 UTDD
・滑走路:09
・標高:2575f
・到着時刻:17:19

・飛行時間:2時間16分(計51時間11分)