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■北アメリカ編15:アメリカ合衆国アリゾナ州グランドキャニオン(37カ国目)

機種:N172SP
日時:2023.10.07
概要:ニューメキシコ州サンタフェからアリゾナ州グランドキャニオンへ(約560km)

ブリーフィング
アリゾナ州はロッキー山脈の南端に位置し、州南部はメキシコと国境を接している。年間約330日が快晴という雨が少ない乾燥気候で、「サンベルト」と呼ばれる温暖な地域にある。荒涼とした砂漠とサボテンのイメージが強い。
北東部にはコロラド高原があり、それ以外の地域は「ベイスン・アンド・レンジ(盆地と山岳の意)」と呼ばれる谷と山脈が交互に入り組んだ地形をしている。

州内にはグランド・キャニオン国立公園がある他、多くの国立の森、公園、保護地域がある。領域の4分の1以上は連邦信託地となっており、ナバホ族、ホピ族、トホノ・オーダム族とアパッチ族、さらにはヤヴァパイ族、クチャン族、フアラパイ族、ユマン部族といった、様々な先住民族が暮らす土地になっている。

州都フェニックス近郊は、安価な人件費と土地代、半導体生産に有利な乾燥した気候という好条件が重なり、半導体やエレクトロニクスなどの先端産業の拠点が集まり急速に発展中。この地域は「シリコンデザート」と呼ばれ、半導体の出荷量では全米第3位であり、新たな経済基盤となっている。

州北部にあるグランド・キャニオンは、コロラド高原が長年のコロラド川による浸食作用で削り出されたできた峡谷。先カンブリア時代からペルム紀までの地層の重なりが好露出しており、肉眼で観察が可能である。地球の歴史を刻んでいる価値と共に、その雄大な景観から、合衆国の初期の国立公園の一つであるグランド・キャニオン国立公園に含まれている。国立公園は1979年に世界遺産に登録された。

フライト・ログ

15:00、サンタフェ市営空港を出発。


さらば、サンタフェ。


サンタフェから25kmのコチッティ・レイク。


バリーズ・カルデラ国立保護区あたり。


ふたたび大平原。


プエブロ・ピンタード付近。


ここから砂漠。


砂漠が終わってそろそろアリゾナ州。


このあたりはナバホ・ネイション。


ナバホ・ネイションのこのあたりはキャニオン・デ・チェリー国定公園。


もうすでにグランドキャニオンっぽい。


ピノン空港。


ロッキー・リッジ。


テューバ・シティ。


テューバ・シティ上空。ここは大学もある。


テューバ・シティ空港。


グランドキャニオンはコロラド川が侵食してできた峡谷。


おお、深い峡谷。


反対側からの視点。


グランドキャニオンの南側を飛行中。


おお、でっかい。


向こう側の平地に空港がある。


空港、確認。


空港、接近。


17:38、グランドキャニオン国立公園空港に到着。

フライト・データ
・国名:アメリカ合衆国(37カ国目)
・出発空港:サンタフェ市営空港 KSAF
・滑走路:33
・標高:6348ft
・出発時刻:15:00

・国名:アメリカ合衆国(37カ国目)
・到着空港:グランドキャニオン国立公園空港 KGCN
・滑走路:21
・標高:6604ft
・到着時刻:17:38

・飛行時間:2時間38分(計151時間39分)