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■東南アジア編01:ベトナム・ハノイ市(4カ国目)

機種:N172SP
日時:2022.03.06
概要:広西チワン族自治区南寧からベトナム・ハノイへ(約320km)

ブリーフィング
いよいよ東南アジアへ。中国広西チワン族自治区からベトナム社会主義共和国の首都、ハノイに向かう。ベトナムの気候は南部はサバナ気候、中部は弱い乾季のある熱帯雨林気候、ハノイのある北部は温暖冬季少雨気候。
社会主義国のベトナムは計画経済を進めてきたが、1986年からドイモイ(刷新)と呼ばれる経済開放政策を打ち出し、米やコーヒーの輸出国となり他国からの投資で工業化も進展しつつある。近年、ベトナム沖で海底油田が開発され、原油も重要な輸出品になっている。
歴史的には、良くも悪くも中国の影響が大きい。漢代に交趾郡(ハイ・バ・チュンの反乱)、唐代に安南都護符がハノイに設置された。11世紀に、ベトナム最初の長期王朝・李朝(国名は大越国)が成立。ハノイが都とされ、昇竜(タンロン)と称される。以後、大越国の歴代王朝の都となった。
15世紀初頭、ベトナムは再び中国(明)の植民地とされる。黎利(レ・ロイ)の指導のもと、長期のゲリラ戦を経て明の勢力を駆逐。黎利は帝位につき、後黎朝を開いた。
19世紀後半から20世紀半ばまで、ベトナム・ラオス・カンボジアはフランス領インドシナ連邦とされ、ハノイにインドシナ総督府が置かれた。ベトナムは45年に独立。54年に南北に分かれたが、ベトナム戦争を経て76年に南北統一。
南のホーチミンは経済の中心、ハノイは政治・文化の中心都市。東南アジアでは珍しく大乗仏教が信仰されている。

フライト・ログ
南寧空港(Nanning)を飛び立つ。長かったな、中国編。

右前方に見えるのは客蘭水庫(Kelan)。

いよいよ中国・ベトナムの国境に近づく。遠くに丘が見えてくる。

さきほどの丘。この向こうが国境。

国境を越えベトナムに入る。ランソン(Langson)という街が見えてきた。

ランソン(Langson)上空。

ハノイ(Hanoi)が左前方に。目指すノイバイ空港はハノイの北30kmに位置する。

ノイバイ国際空港(VVNB)。今からトラフィック・パターンに乗る。

フライト・データ
・国名:中華人民共和国(3カ国目)
・出発空港:南寧呉圩国際空港 ZGNN(広西チワン族自治区南寧市)
・滑走路:05
・標高:419ft
・出発時刻:10:48

・国名:ベトナム社会主義共和国(4カ国目)
・到着空港:ノイバイ国際空港 VVNB(ハノイ)
・滑走路:11L
・標高:39ft
・到着時刻:12:19

・飛行内容:
・飛行時間:1時間31分(計22時間51分)